旧 大 阪 市 域 ( 摂 津 国 ) の 神 社

     旧摂津国に属していた旧大阪市域(旧東成郡・西成郡の一部)の神社の一覧を『大阪府全誌』
     から抽出して作成したものです。
     所在地は、大正時代の旧区・旧村別にしてあります。●
は合祀社です
     なお、旧大阪市域は、明治22年市町村制施行により、旧郡から独立して大阪市となった
     ものです。
     2006.5  いこまかんなび 原田 

式内

神社名

所在地

祭 神

氏地など
  生国魂神社旧地 東区馬場町・大手前の町・京橋前の町・杉山町・法円坂町の周辺  --- 難波杜のあった所、推古天皇6年新羅吉士磐金が鵲を持ち帰った所から鵲森、森町及び鵲森神社の名はこれに因み、当社があったことから生玉庄と呼んだ
  朝日神明社跡
(俗に逆櫓社)
東区内平野町2丁目 天照皇大神・八幡大神 内平野町の日中神明、天満の夕日神明と共に大阪三神明、社が東向きからこの名あり、熊野御幸記の坂口王子社は当社ともいう、天慶年間に奉祀という、明治40年、西区川岸町の皇大神社へ合祀
 

●八幡神社

(和泉国)泉南郡南近義村大字王子字若宮 誉田別命  
  坐摩神社旧跡
(旅所-豊磐間戸奇磐間戸神社)
東区石町(古くは国府町)2丁目   --- 遷座は天正年間という、御旅所はもと大津町(菅原町-現徳井町)にあったが元禄年間に移される、神功皇后の休憩石がある、明治39年坐摩神社の境外末社となる
末社に稲荷神社
  旧江島神社跡 東区島町2丁目 市杵島姫命 旧狭山藩邸の鎮守、明治19年廃社
  少彦名神社
(俗に神農様)
東区道修町2丁目 少彦名命 享保7年京都五条天神の分霊を勧請

式内

坐摩神社 東区南渡邊町 生井神・栄井神・綱長井神・阿須波神・波比祇神(神名帳36座中の5座) 北浜・今橋・高麗橋・伏見町・道修町・平野町・淡路町など(省略)
もと大川沿岸の渡邊に鎮座、天正年間に遷座、末社に相殿神社・天満神社・稲荷神社・大国主神社・大江神社・田蓑神社の六社
 

●白木神社

南区西濱町旧七瀬新地 市杵島姫命  
 

●陶器神社

西区靫南通1丁目 大陶祇神・迦具突智命  
 

●事平神社

東区久宝寺町2丁目 大物主命 境内末社相殿神社へ合祀
  難波神社 東区博労町5丁目 仁徳天皇・素盞鳴尊・倉稲魂尊 博労町・南久宝寺町・北久宝寺町・南区順慶町・安堂寺橋通・鹽町通・末吉橋通・横堀・西区阿波座・立売堀など(省略)
社記には反正天皇丹比柴籬宮付近に祀られ、天慶6年に摂津国大江坂平野に遷座して平野神社、さらに天正年間に現在地へ遷座して上難波神社と称し明治8年に現在社名に改称
末社に六柱相殿社・鉾蔭神社・安邦神社・稲荷神社(博労稲荷)
  御霊神社 東区淡路町5丁目 天照皇大神・応神天皇・大倉主神・菟布良比売神・鎌倉權五郎景政 圓江の旧地から圓神社と書くことあり
末社に菟布良神社・皇太神社・猿田彦神社・戸隠神社・宇賀御魂神社・基治神社・菅原神社・事平神社・大国主神社・加藤神社・唐崎神社・玉尾神社などがある
 

●志留辨神社

北区堂島中2丁目 宇賀御魂神・天棚機姫神・菅原道真 もと西区立売堀南5丁目にあり、文化2年の勧請、明治19年遷座
 

●恵比須神社

東区伏見町5丁目 恵比須神 呉服商人の祀る神社
  稲荷神社
(もと豊津稲荷大明神又は姫の社)
東区半入町(稲荷山) 稲倉魂命・下照姫命・稚日女命・月読命・軻遇突智命 半入町・岡山町・左官町・玉造町・仁右衛門町・紀伊国町・八尾町・元伊勢町・越中町・北国分町・玉堀町・東阪町・東雲町・寺山町・広小路町・内久宝寺町・上本町・清水谷・空堀通など(省略)       垂仁天皇18年の創建という、往古は下照姫命・稲倉魂命を一社(上の社)に、のち稚日女命・月読命を一社(中の社)に、軻具突智命を一社(下の社)に祀って三社とした、中世に栗岡山高神の地に一社に祀り以来、稲生五幸大明神と改称したという、玉造の産土神、大阪城の鎮守
末社に皇太神宮・春日神社・住吉神社・天満神社・厳島神社・大国主神社・八阪神社・天御中主神社・八幡宮社・事平神社・水天宮社・猿田彦神社・恵比須神社・相殿二社など諸末社あり
 

●稲荷神社

東区清水谷東之町字新山(清水谷女学校内) 宇賀御魂神  
  鵲森神社
(別名森の宮)
東区森之宮東之町字鵲 用明天皇 森之宮東之町・同西之町・東成郡中本町大字森
社記には崇峻天皇2年に聖徳太子がこの地に四天王寺を建てた時、父の用明天皇を祀ったという、摂社に稲荷五幸社(宇賀御魂命)・八耳之宮(聖徳太子)、末社に眞目宮(布留魂命)・天満宮(菅原道真)・七数之社(主神は猿田彦命、相殿に宇須女命・鎮宅社祭神二十八宿星)・忌部社(手置帖負命・彦狭知命--四天王寺成就の時の聖徳太子勧請の守護神)などがある
  旧稲荷神社 東区清水谷西の町    
  三光神社
(もと姫山神社)
東区宰相山町の姫山(嬪山) 仁徳天皇 反正天皇の代に創建という、明治維新後一時宰相山神社、さらに後姫山神社、明治41年の三光神社合祀以降は現社名に、末社に稲荷神社・皇大神社・大国主神社・宿禰神社・菟道神社・貴船神社・六柱相殿神社・野見宿禰神社などがある
 

●三光神社

上記の姫山神社境内社   (七代前)宮司武川伊賀守が陸奥国青麻三光宮の分霊を勧請
  産湯稲荷 東区小橋東之町 豊玉明神 比売許曾神社の境外末社、傍らの白狐明神は豊玉明神の臣、境内に産湯清水があり
大小橋命の産湯につかわれたと伝える
  比売許曾神社旧地 東区小橋東之町の法蔵山(もと愛来目山) (下照比売命) 天正年間、織田信長の兵火に罹り現鶴橋町大字東小橋の摂社牛頭天王祠に遷座したという
  高津宮の跡 東区高津北之町   明治32年、大阪市の仁徳天皇千五百年祭に当り、この地を高津宮の跡として記念碑を建てる、明治36年府社高津宮へ(市有)地を寄付し、境外地となる
  東高津宮
(もと仁徳天皇社)
東区東高津南之町字野中 仁徳天皇・磐之姫命 東高津南之町・同北之町・上本町5〜7丁目・小橋西之町の一部・天王寺石ヶ辻町、明治維新後現社名に改称、俗に元高津という

式内

生国魂神社 東区生玉町 生国魂大神(生島神)・咲国魂大神(足島神)、配祀-大物主命 延喜式神名帳の宮中神36座の二座に登場する、社記には神武天皇東征の際、難波津に着き高津の丘に両大神を祀ったという、境内には皇太神宮・住吉神社・稲荷神社・天満神社・鞴神社・淀姫神社その他多数の摂社・末社が並ぶ
  御津八幡宮
(御津宮)
南区八幡町 応神天皇、配祀-仲哀天皇・比○*(口+羊)大神 心斎橋・久左衛門町・八幡町・三津寺町・南・北炭屋町・周防町・西清水町など(省略)、
社家の説に考謙天皇天平勝宝元年に筑紫の宇佐より京に遷座あるに際し、西海より初めて着きし行宮の跡に祀ったものという
末社に両大神宮社・事代主神社・塞神社・猿田彦神社・天満神社・稲荷神社・十座相殿社
  羽呉神社 南区二ツ井戸町 稲荷大神 もと御蔵の鎮守、大江神社の境外末社となる
  高津宮 南区高津町1番地 仁徳天皇、配祀-仲哀天皇・応神天皇・神功皇后・葦姫皇后・履中天皇 東賑町・松屋町・空堀町・南桃谷町・北桃谷町・田島町・高津1〜10番町・二つ井戸町・日本橋筋・南阪町・東櫓町・阪町・問屋町・大和町・竹屋町・南綿屋町・鍛冶屋町など(省略)
社記によると天正11年秀吉の大坂城築城の際に現在地に移転
摂社に比売許曾神社(阿加留比売神)、末社に皇太神宮社・住吉神社・天満天神社・琴平神社・春日神社・稲荷神社・大宮比売神社・祓戸神社・恵比須神社・猿田彦神社・高良神社・須佐之男神社・鹽竈神社・御井神社・火彦霊神社・宇治神社・少彦名神社・千歳神社・白菊神社・常高神社・高倉稲荷神社など
 

●北高津宮

東区餌差町 仁徳天皇  
 

●金比羅神社

東区空堀町 大物主命 正徳2年勧請
 

●稲荷神社
(安井稲荷)

南区長堀橋筋2丁目 宇賀御魂神、相殿-定次霊・道頓霊・道卜霊・安富霊 道頓堀開鑿の時、安井道頓が宇賀御魂神を邸内に勧請したのに始る
  金刀比羅神社 南区河原町 崇徳天皇・大物主命・市杵島姫命 明治5年讃岐金比羅宮の講社結成に始る、合祀により金刀比羅宮の境外末社とする、明治40年独立
 

●厳島神社

東成郡天王寺村字堀越    
  八阪神社
(もと牛頭天王)
南区難波元町4丁目 素盞鳴命 難波河原町ほか旧下難波村の産土神、大門坊深沙寺の廃寺後に社独立
末社に奇稲田姫神社・八柱御子神社・皇大神社・事平神社・天満天神社・榎木神社・市杵島姫神社・稲荷神社・愛宕神社・相殿神社
  稲荷神社
(俗に赤手拭稲荷)
南区難波稲荷町3丁目字荒開 豊受皇大神・猿田彦命・宇受売命 口碑によると、慶長年間に中堤の老松下に祀られたことから松の稲荷といい、霊験を受けた者が紅染の手拭を供えたことから恒例となったという
 

●稲荷神社

(和泉国)泉南郡東鳥取村大字鳥取中字西の原 大山祇命・倉稲魂命  
  八阪神社 南区難波反物町 素盞鳴命 上記郷社八阪神社の境外末社、もと木津川町2丁目字北帯島に鎮座、一時合祀の所、合併を取消
  敷津松之宮神社
(当初牛頭天王のちに八阪神社)
南区木津敷津町字東浦 速須佐之男命 木津大国町・木津鴎町・木津勧助町ほか(省略)、もと木津北島2丁目字堂面に祀られていた、明治26年現在社名に
末社に皇大神社・大国主神社・稲荷神社・菅原神社・久々乃遅神社
  廣田神社 南区廣田町字神宮地(廣田の森) 天照皇大神の荒魂 恵美須町・南霞町・北霞町・船出町ほか(省略)、古来、天王寺の鎮守、末社に稲荷神社
  今宮神社 南区廣田町字神宮地 天照大神・事代主命・素盞鳴命・稚日女命 往昔、天王寺の鎮守、社記によると推古天皇の代厩戸皇子の創建という、末社に倉稲魂神社
 

●八阪神社

南区廣田町字神宮地 主神-素盞鳴尊・櫛稲田姫命、相殿-五男三女八神社 京都八坂神社の播州廣峯山から遷座の途時、当地に駐座したものという
 

●稲荷神社

南区廣田町字神宮地 宇賀御魂神  
 

●市杵島神社

(和泉国)泉南郡東葛城村大字神於 不詳  
  大江神社(乾社) 南区天王寺夕陽丘町(旧天王寺寺町)字北村 豊受大神 天王寺夕陽丘町・六萬體町・伶人町・椎寺町・元町・逢坂上之町・同下之町・天王寺生玉前町・同寺町など(省略)
上之宮・小儀・土塔・河堀・堀越・久保の社と共に天王寺七宮といい、天王寺の鎮守として聖徳太子が祀ったと伝える、
末社に皇大神社・天手力雄神社・猿田彦神社・稲荷神社・山之社、境外末社に羽呉神社
 

●土塔神社

南区大道1丁目字土塔(旧土塔村) 速素盞鳴命  
 

●上之宮神社

南区上之宮町字上之宮(旧上之宮村) 欽明天皇、相殿-大己貴命・少彦名命  
 

●男山八幡神社

東区安土町2丁目 応神天皇  
 

●小儀神社

南区天王寺勝山通2丁目字小儀(旧小儀村) 速素盞鳴命  
  安井神社
(もと安居の天神)
南区逢坂上之町字南の丸(安井森) 菅原道真 菅原道真の筑紫への左遷の際、海上波荒く、当地に憩うの旧跡、天慶5年道真の霊を祀って安居神社と名付けた、あるいは天王寺の安居院のあった所という
末社に淡島神社・稲荷神社・金山神社
 

●金山彦神社

南区難波 金山比古命・金山比売命・大物主命  
  堀越神社 南区茶臼山町字堀越(旧堀越村) 崇峻天皇 逢坂上之町・天王寺大道・同玉水町・茶臼山町ほか(省略)、天王寺七宮の一つ
末社に稲荷神社
    ●熊野神社
   
(光宮)
南区逢坂上之町天王寺鳥居前 三熊野大神 もと大江岸にあった窪津王子、別名渡邊王子、遷座年月不詳、
  河堀神社 南区天王寺大道3丁目字河堀 崇峻天皇 天王寺大道・天王寺北河堀町・同南河堀町・東成郡鶴橋町大字天王寺ほか(省略)、天王寺七宮の一つ、明治40年現在社名に
末社に八幡神社・櫻木神社
 

●稲荷神社

東区清水谷西之町字清水谷 宇賀御魂神  
 

●素盞鳴神社

東成郡生野村大字林寺字林 素盞鳴命 元禄2年勧請
  久保神社 南区天王寺勝山通2丁目字宇久保 天照皇大神 天王寺勝山通・天王寺寺田町・天王寺悲田院町・生野国分町ほか、天王寺七宮の一つ
末社に稲荷神社
 

●稲生神社

東成郡生野村大字国分字東 宇賀御魂神  
 

●熊野大神宮

南区生野国分町字西 伊邪那岐尊・伊邪那美尊・須佐之男命 摂津志の上野王子祠はこの社
  五條宮 南区天王寺真法院町字玉岡 敏達天皇 天王寺眞法院町・同小宮町・北山町・松ヶ鼻町ほか (省略)
末社に天照皇大神社・稲荷神社・味○*(金+且)高彦根神社、市杵島神社・菅原神社
  (住吉神社跡) 西区海部堀川町永代濱    
  (陶器神社跡) 西区靫南通1丁目 (地蔵尊) 防火の神
  稲荷神社
(俗に土佐稲荷)
西区西長堀南通5丁目(旧土佐藩蔵屋敷) 宇賀御魂命・速素盞鳴命・大市姫大神・田中大神 明和7年山城国伏見稲荷神社の分霊を勧請、末社に若宮神社・石宮神社(海上守護の神)・玉根神社・磐居神社
  難波神社行宮 西区南堀江下通1丁目 難波神社の分霊 元禄まで上難波村領内、明治40年難波神社の境外末社となる
 

●堀江神社

西区西道頓堀通3丁目 彦五十狭命  
  天満宮の行宮 西区花園町 菅原道真 天満宮の境外末社、元和7年に雑喉場に創設、のち戎島、明治4年に当地に移転、天満宮からの神輿渡御地
 

●天神社

西区今木町字三の割(旧今木新田) 菅原道真 明和8年今木新田開発者が勧請
 

●菅原神社

西区安治川通上1丁目 菅原道真  
  茨住吉神社 西区九条北通1丁目 底筒男命・中筒男命・表筒男命・息長帯姫命 九条各町・北境川町・梅本町・本田通各町・川口町・松島町・十返町・岩崎町・西九条各町・西野町・古川町。南北安治川通など
寛永元年高西哲雲の九条島開発にあたり勧請、茨の字は蔓延した荊棘地を開いたとも、菟原郡の住吉大神を分祀したともいう
末社に船魂神社・貴船神社・龍田神社・天照皇大神社・菅原神社・市杵島神社・稲荷神社・大国主神社・事平神社
 

●産土神社

西区泉尾町字ヤの割(旧泉尾新田) 天照皇大神・住吉大神・応神天皇 元禄12年泉尾新田開発時に勧請
  八阪神社 西区三軒家上之町 速素盞鳴命 本町の内字船津を除いた地・難波島町・中口町・東千島町、
正保4年中村勘助の勧請と伝える
 

●八阪神社

西区難波島町字氏 速素盞鳴命 慶安4年勧請
 

●天神社

西区千島町字鶴の割(旧千島新田) 菅原道真 安永3年開拓者の勧請、伝えでは汐止の天神という
  八阪神社 西区三軒家下之町 速素盞鳴命 勧請年月不詳
 

●新高津宮

西区炭屋町字北 仁徳天皇 明和2年勧請
 

●八阪神社

西区平尾町字イの割(旧平尾新田) 速素盞鳴命、相殿-市杵島姫命 明和8年勧請
 

●天満宮

西区千鳥町字ヲの割(旧千鳥新田) 菅原道真 明和5年勧請
 

●八幡大神宮

西区千歳町字ヰの割(旧千歳新田) 応神天皇 弘化2年勧請
 

●天満宮

西区南恩加島字ネの割(南恩加島新田) 菅原道真 天保7年勧請
 

●天満宮

西区北恩加島字イの割(北恩加島新田) 菅原道真 天保2年勧請
  産土神社 西区小林町字イの割(旧小林新田) 天照皇大神・住吉大神・応神天皇 天保3年勧請
  三社神社
(もと皇大神社)
西区市岡町字十の割(旧市岡新田) 天照皇大神・豊受皇大神・住吉大神 本町・池山町・南境川町
元禄11年開発者市岡與左衛門勧請、明治39年現在社名に
末社に柿本神社・稲荷神社
  住吉神社 西区湊屋町字市の割(旧湊屋新田) 底筒男命・中筒男命・表筒男命 本地・木屋町一円、
宝暦年間開発者湊屋吉左衛門の勧請、
末社に稲荷神社
  石中神社
(もと皇大神社)
西区田中町字申の割(旧田中新田) 天照皇大神・住吉大神・宇賀御魂神 本町・石田町・湊屋町・八幡屋町
寛政5年勧請、明治40年合祀時両町名1字をとって改称
 

●皇大神宮

西区石田町字宮の前 天照皇大神 明和5年勧請
 

●住吉神社

西区八幡屋町字イの割(旧八幡屋新田) 住吉大神・生国魂大神・宇賀御魂神 天保2年勧請
  天満宮 西区新池田町字福の割(旧池田新田) 菅原道真・住吉大神・宇賀御魂神 本町全部、天保6年勧請
  住吉神社 西区北福崎町118番地2(旧福崎新田) 天照皇大神・住吉大神 本町全部、天保6年勧請、もと字鶴の割、大正4年現在地に移転
末社に相殿社・大海神社
  住吉神社 西区四条通2丁目・五條通1丁目遊園地内(旧天保町) 住吉四神 もと天保町、のち築港埋立地全部に広がる、天保13年住吉大社の分霊を勧請、明治9年に境外末社となる
大正5年天保町船留溜場の南岸から現在地に移転、住吉大社北祭にあたり神輿の渡御あり
 

●住吉神社

西区靫中通2丁目永代濱 住吉大神  
  住吉神社 西区四貫島字大川前 底筒男命・中筒男命・表筒男命 本町一円、元和年間に住吉大社の分霊を千鳥橋の下方の中津川沿岸に勧請、宝暦5年に現在地に移転という
末社に稲荷神社
  朝日神明神社
(もと皇大神社)
西区川岸町字丑の割(旧南新田のち川北村) 天照皇大神・倭姫命 本地・春日出町・櫻島町
安永元年勧請、明治40年合祀により現在社名に
末社に伊能知奴志神社・事平神社・稲荷神社
 

●朝日神社

東区神崎町 天照皇大神、相殿-倭比売命 上記朝日神明神社跡を参照
 

●春日神社

東区春日出町字東原の上 春日大神・天照皇大神・応神天皇・住吉大神・菅原道真・鴨大神・豊受皇大神 元禄12年雑賀屋七兵衛の勧請
 

●安喜良神社

西区阿波座下通3丁目 菅原道真 河内道明寺の菅公尊像を明治維新に譲受けて祀る
  産土神社 西区島屋町字屋舗地(旧島屋新田) 天照皇大神・住吉大神・宇賀御魂神 本町・恩貴島南之町・同北之町
宝暦12年開発者島屋市兵衛勧請
 

●皇大神宮

西区恩貴島北之町字北方 天照皇大神・住吉大神・宇賀御魂神 元禄10年沖島新田開発時勧請
  住吉神社 西区西野上之町字宮下
(旧西野新田)
主神-底筒男命・中筒男命・表筒男命・息長帯姫命、相殿-天照皇大神・宇賀御魂命 明治40年九条北通1丁目の郷社茨住吉神社の境外末社となる
  十五神社 北区澤上江町字東 天照皇大神・応神天皇・宇賀御魂神・三十川大神・布留大神・生野大神・松尾大神・小守大神・春日大神・加茂大神・白山大神・大原大神・廣田大神・住吉大神・熊野大神 本町全部、後白河法皇がこの地母恩寺に御幸の時鎮護神として祀ったという
  櫻宮 北区中野町字宮脇(淀川堤防上) 天照皇大神 もと東成郡野田村の内字宮田にあったという、元和6年大和川の洪水で流出漂着して本地に祀られたが宝暦6年現在地に遷座
 

●若宮八幡神社

北区北野菟我野町 応神天皇・仁徳天皇・菟道稚郎子命 社記には聖徳太子が初めて祀る
 

●新喜多神社

東成郡鯰江町大字新喜多字島崎 仁徳天皇  
 

●八幡大神宮

東成郡城北村大字毛馬字溝口 応神天皇 本町・東野田町・網島町・相生町・野田町・新喜多町・善源寺町・東成郡鯰江町新喜多・同城北村大字毛馬
社記によると貞観元年、南都大安寺の行教和尚が宇佐八幡宮からの帰途、暴風雨を避けてこの地に避難し、のち男山八幡宮を勧請という
末社に菅原神社・相殿社・稲荷神社
 

●産土神社跡

北区善源寺町字宮の前 応神天皇 長徳年間に勧請
摂津の神社一覧 

 いこまかんなびの杜